７月１５日（木）、飯南町にある島根県中山間地域研究センターにおいて、３年生が林業体験学習を行いました。この学習は、島根県農林水産部が行う「高校生の林業教育推進事業」に掛合分校が申し込むことによって実現した企画で、林業を体験的に学ぶことによって、中山間地域の現状と課題を認識することを目的に行いました。
午前中は、同センターの広大な敷地内にある、鳥獣対策やきのこ類栽培の研究施設等を見学した後、薬用としての効果が注目されている、クロモジの葉を使ったお茶の試飲を行いました。その後、地域研究科の貫田理紗研究員から「中山間地域の現状と課題」と題して講演いただき、途中、地元定住に関するワークショップなどを交えながら、理解を深めることができました。
午後は、林業体験学習として、ドローンの操作実習や丸太の切り出し体験、ＶＲを使った木材の伐採・運搬の体験など、島根県の林業の現状や同センターにおける研究成果について、体験的に学ぶことができました。生徒はたくさんの機器に触れ、島根県の農林業の先進性を肌身で感じることができたようでした。
同センターでの林業体験学習は、今年度２回の実施を予定しており、次は９月に第２回目を行う予定です。