島根県立三刀屋高等学校掛合分校

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2学期終業式を迎えました
UPDATE: 2024-12-20
12月20日(金)2学期終業式を迎えました。
昨日19日(木)は早朝から降り積もった雪に見舞われました。そして今朝は今季一番の冷え込みとなり、いよいよ冬本番となりました。様々な行事が行われ、一番長かった2学期も本日で終わり、キンとした空気のなかでも生徒たちの表情には一様に安堵の様子がうかがえます。

終業式では校長先生から、今年、海外・国内では様々な出来事があったこと、学校でも台湾研修をはじめとする様々な行事があったことを振り返られ、「ところで皆さんはどんな年だったでしたか?」と投げかけられました。特に、石川県能登半島で1月1日に発生した大地震と9月に起きた豪雨災害に触れ、「我々に何ができるか?」と問いかけられました。

また、「天災は忘れられたる頃来(きた)る」の名言で知られる物理学者の寺田寅彦の生い立ちから、その師匠の夏目漱石との関係にまで言及され、最後には寺田の口癖「ねえ君ふしぎだと思いませんか」という有名な言葉について、「つい見過ごしてしまうような自然界のもろもろの事柄も、よく考えてみれば実は非常に不思議なことに広がっていく」と解説がありました。「何気ないと思っていても不思議なことがある。何気なく見過ごしていることにもなんで?とかふしぎだな?と疑問を持ってほしい。どうしてかな?という視点をもてば視野が広がり、他者とのコミュニケーションも広がる。見えるものから見えないものが見えてくるはず。」と、北海道の家々の工夫や東京の街並みの様子を写す画像を例示され、考えさせられました。生徒たちからも様々な気づきが発せられました。

最後には、ジョン・レノンの名言 “Everything will be okay in the end. If it's not okay, it's not the end.”「最後にはすべて上手くいくよ。もし上手くいっていないのなら、それは最後ではないということ。」とメッセージをいただきました。
※校長先生の訓話内容はこちらから

短い冬休みではありますが、1・2年生には冬休みの課題をこなしながら次の学年へ向けた準備をし、3年生には3学期早々の卒業試験を経て卒業へと目標設定をしてもらいたいものです。さらに、年末年始の家族との団らんの時間を通してしっかりと自分に向き合い、それぞれが充実した休みを過ごして、3学期始業式が迎えられることを願っています。
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