６月５日（日）、雲南市木次町のチェリヴァホールにおいて、掛合分校演劇同好会の活動を追ったドキュメンタリー映画「走れ！走れ走れメロス」が上映されました。掛合分校演劇同好会は、昨年度、同タイトルを冠した演劇で島根県高文連出雲・石見地区大会に出場し、またその後チェリヴァホールで行われた公演が関係者から高く評価され、今年３月、東京下北沢で行われた日本演出者協会「若手演出家コンクール２０２１」で堂々の演劇を披露し、同コンクールで最優秀賞を獲得しています。この日上映された映画は、昨年の地区大会から東京公演に至るまでの過程を、同好会メンバー４人の活動や心情の変化にスポットをあてて構成されたドキュメンタリー映画です。
午前と午後２回上映されましたが、いずれの回も会場は多くの観客で埋め尽くされ、笑いあり、涙ありの感動的な作品が披露されました。午後の回の上映後は、映画に出演した演劇同好会メンバー４人と折口慎一郎監督、前演劇同好会顧問の松江工業高校の亀尾佳宏教諭が登壇し、会場内からの質問に答えるトークショーが行われました。トークショーでは、会場からの質問が途切れず、予定された時間を１時間近く延長して、同好会メンバーと観客との楽しい対話が繰り広げられました。観客の方からは、同好会メンバーの高い演技力と豊かな感性、そして個性溢れるメンバーのチームワークの高さを賞賛する声が数多く聞かれました。演劇同好会の次なるチャレンジに、ますます期待感が高まります。