１１月５日（金）と６日（土）の２日間、令和３年度文化祭「掛高祭２０２１」を開催しました。今年度は、新型コロナウイルス感染症対策として、昨年度に引き続き飲食物の調理販売を取りやめ、また会場を学校から掛合体育館に移し、密が発生することを防ぎながら、万全の感染症対策をとって行いました。
今年度の開催テーマは「笑顔～輝く個性で祭りを彩る～」とし、生徒会を中心に１カ月近く前から準備を重ね、この２日間の開催に至りました。

１日目の午前は、これまで「総合的な探究の時間」などの時間を利用して取り組んできた地域調査や探究活動の成果を、学年ごとに発表しました。１年生は、年度当初から掛合町内５地区にグループで分かれ、それぞれの地区の特色や課題の解決策についてまとめてきた内容を発表しました。２年生は同じく年度当初から吉田町民谷宇山地区の農家とコラボで取り組んできた、ブランド米「うやま米」の販売促進戦略について、その取組の成果を発表しました。会場入り口のロビーでは、宇山営農組合の皆さんによりそのコラボ米の新米が特別価格で販売され、２年生が作成した販売促進のためののぼりやＰＲ動画の効果もあり、たくさんのお客で大盛況となりました。また３年生は、学校設定科目「地域創造」で７グループに分かれて取り組んできた、雲南市の魅力をより一層高めるための方策についてポスター発表を行いました。

１日目の午後は、図書委員会主催で「ビブリオバトル」が行われ、出場者５人が自分の紹介したい本について熱く語りました。また演劇同好会が、９月に行われた出雲・石見地区高校生演劇発表会で演じた演目「走れ！走れ走れメロス」を全校生徒の前で発表しました。

２日目は、生徒会主催の「掛高クイズ」、ＵＴａＢｕ（うたぶ）の発表など、全校生徒が参加し、祭りの気分を大いに味わいながら楽しく盛り上がりました。この日は、掛合町文化協会の皆さんの書道や絵画、工芸品などのアート作品が数多く展示され、会場全体を彩りました。また、この日は石飛厚志雲南市長が来場され、生徒全員に向けてメッセージをいただくとともに、３年生がまとめたポスターをじっくりと観ていただきました。ロビーでは、ＰＴＡの皆さんにご協力いただいた「ＰＴＡ　Ｃａｆｅ」が開かれ、「フードデザイン」選択生徒が作った焼き菓子販売に合わせて、温かいコーヒーやおしるこなどが販売され、生徒や保護者、地域の来場者など数多くの方が買い求めていました。

学校を取り巻く数多くの方の温かいご協力のおかげで、生徒たちがこれまで準備してきた成果が形となって表れる充実した２日間となり、今年度の文化祭は大盛会のうちに幕を閉じました。ご協力いただいたすべての皆様に厚くお礼申しあげます。