「学びの極意」チャンチャンクンホン ~2学期終業式~

2025-12-19
12月19日(金)2学期終業式を迎えました。
始業時の気温は0℃、放射冷却現象のため校舎周辺は一面霜が降り、厳しい寒さになりましたが、日中はたいへん穏やかな日和となりました。
今月初めの期末試験を終えて以降、体調不良者が激増し、健康維持の難しさを感じるところでしたが、一年で一番長い2学期の終わりを迎えました。
様々な行事が目白押しだった2学期を終え、生徒たちは一様に安堵の表情でした。

表彰式では、校長先生から青少年読書感想文県コンクールの入賞者へ表彰がありました。
終業式での校長訓話では、様々な行事を前にそれぞれの時間管理が難しかったと今学期を振り返るとともに、これから冬休みを迎える前に「学びの極意」"チャンチャンクンホン" を紹介されました。
それは、次の 4つの先生 の人名(?)の "敬称" だけを順番に読み上げたものです。

  ①好奇心の先生  ( チコ )ちゃん
  ②知識欲の先生  ( 博士 )ちゃん
  ③プレゼンの先生 (  さかな  )クン
  ④思考力の先生  (   本   )ほん ←人名ではありませんが……

(    )の中にはいったい何が当てはまるのか、それぞれヒントを与えながら問いかけられましたが、はて?なるほど!と反応を示す者も見られました。
特に④の「本」については、「なぜ思考力を鍛える必要があるのか?」「本は一人にならないと読めない、時間をかけないと読めない、頭の中で『対話』ができる」ことを強調されました。
校長先生はこの前日にカケコー図書館を訪れ、その雰囲気の良さ、居心地の良さを改めて感じられました。そして、学校司書の原先生にも直接インタビューされ、得られたデータから昨年度より貸出冊数が増えている現状に、本に興味を持つ生徒が多く、それはお昼のビブリアタイムの効用でもあると確信されました。
冬休みの推薦図書も紹介され、じっくりと読書に取り組む良さを伝えられました。

式後には、生徒指導主事・教務主任からそれぞれ2学期の総括がありました。
生徒指導主事は2学期の学校生活を振り返り、前任校の教え子の、人々の背中を押す仕事へ転職しようとする近況に触れながら、生徒たちへ「チャレンジしているか?」「自分にフタをしていないか?」「将来を見据えて何かしよう、学ぼうとしているか?」と考えさせ、「自分の将来を考える何かに出会ってほしい」と訴えました。
教務主任は、2学期の出席状況・成績概況から生活習慣と学びの関係性に触れ、「授業・行事といろいろなチャンスをつかめる学校にいる。自分にフタすることなくチャレンジしてほしい」「将来を見据えて、また振り返って、3学期を迎えてほしい」と呼びかけました。

19日間の短い冬休みには普段できない読書や体験などを通してしっかりと自分に向き合い、無事に3学期始業式が迎えられることを願っています。